エリート脳外科医の独占愛に、今夜も私は抗えない

「本当にそうだったら俺に話さないんじゃない? 楓に伝えてほしいからだと思うけど」


言われてみれば、たしかにそうかもしれない。

父は昔から不器用なタイプで言葉足らずなところがあった。だから母とも心の行き違いがあったのだろう。


「楓、行こう?」


英太に諭され、気は進まないものの楓は従った。
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