俺様御曹司の隠された溺愛野望 〜花嫁は蜜愛から逃れられない〜

 そしてなにより認めてもらいたい、私を選んで良かったと思って欲しい。

 だからこそ、私はこの撮影に全力で挑む。

「花宮さん、撮影準備完了しました! 撮影に入りますのでよろしくお願いします」

 撮影現場のスタッフの声が耳に届く。私は「分かりました」と返事をした。
 カメラの前に歩き出そうと歩み始めるが立ち止まり、玲二に振り返る。

「ほら、いってこい」

 彼はいつものように嘲笑うかのような傲慢な笑みを浮かべている。
 私もそれに釣られ、口元に弧を描いた。

「はい、行ってきます」

 そう言い残し、歩き出した。
< 102 / 291 >

この作品をシェア

pagetop