俺様御曹司の隠された溺愛野望 〜花嫁は蜜愛から逃れられない〜
芸能界というものは実力も大事だが、それ以上に運も必要とされてくる。お偉いさんに気に入られて、スターダムに上り詰めるものも多い。
私のしている事はそれと同じであると自覚している。数多の芸能人志望の人間がいる中で、スポットライトを浴びることができるのはほんの一握り。その中の一つの席を私が奪ってしまうことになる。
それでも、私はーー女優として演じていきたい。母のような名実ともに素晴らしい女優になるのが私の夢だから。
「いいえ、なんとなく言いたくなっただけです」
「変なやつだな」
呆れたような物言いは玲二のお箱で。
すでに慣れたものだった。