俺様御曹司の隠された溺愛野望 〜花嫁は蜜愛から逃れられない〜
「こはの言ってること私もわかるな。恋ってさ、色んな形があるんだよ。こはが月ノ島玲二に向ける感情だってそう」
「本当ですか?」
「うん、私だって結婚するまで色々あったけど、こうやって今は落ち着いてるし」
香澄は苦笑いを浮かべて過去を思い出すかのように遠い目をした。
香澄には婚約者の男性がおり、その彼は幼馴染のようで。私と玲二の関係性とそっくりだった。
「だからさ、恋か恋じゃないかは置いておいて、とりあえずこはの気持ちを整理するのが一番ベストだと思う。……何かあってからじゃ遅いから、後悔しないようにね」
「そう、ですよね……自分の中で整理できてなければ、何も始まりませんもんね」
「うん。…………あーでも、さっきはああ言ったけどさ。私、こはが月ノ島玲二のこと、好きになった気持ち分かるよ。だって、自分が一番大変な時期に救ってくれたんでしょ? しかも口では結構俺様でも、細かい気遣いも出来るっぽいし。顔も良くてお金も持ってる、そんなん好きにならない方可愛い可笑しいって」