俺様御曹司の隠された溺愛野望 〜花嫁は蜜愛から逃れられない〜
言い切るような玲二の言葉に思わず目を剥きそうになるも、ここまではっきりと断言してくれる事実に心臓が跳ねた。
私のことを妻として尊重してくれている。そんな気持ちがひしひしと伝わってきて嬉しさが込み上げてくるのだ。
対して言葉を聞いた遠藤は「……え」と小さくこぼした。
「……ほんとうなのか、花宮」
茫然としながら質問する遠藤に戸惑い、一瞬玲二に視線を向ける。視線が混じり合うと、玲二の瞳は『言えよ』と訴えているようで。私は遠藤に向き直り頷いた。
答えを聞いた遠藤はどこか虚脱したかのように視線を向けてきた。大方、数年ぶりに再開した元カノがすでに既婚だったと聞いて唖然としたのだろう。
それにしても結婚していることは隠せと言ってきたのは玲二はだったのにと思いながらも遠藤へと困ったように笑いかけた。