俺様御曹司の隠された溺愛野望 〜花嫁は蜜愛から逃れられない〜
「あ、あのさ……このこと、一応秘密にしてるから、どうか黙っておいてくれない、かな?」
「…………人の事情をペラペラ勝手に話するようなことはしないよ。……でも、いつ結婚したんだ? その方……もしかして月ノ島の方じゃ」
「よく知ってるな」
玲二はそう言って横柄な態度で頷いた。初対面の相手にまでこうなのかと内心呆れそうになるも、彼の態度がいつもと違うような気がして。
もしかしてムキになってる?
玲二の表情を覗き見れば、まるで手に入れた玩具を周囲に見せびらかして誇示する子供のようにも見える。
そうか、と思い至った。
玲二は遠藤に対して対抗意識を持っているに違いない。私が遠藤の写っている雑誌を多く持っていたことで、その気持ちが生まれたのだろう。
なんてプライドの高さなのか。妻が他の男のファンであることがそんなにも気に食わないのだろうか。……実際にはファンではないのだが。