俺様御曹司の隠された溺愛野望 〜花嫁は蜜愛から逃れられない〜
「俺は月ノ島玲二。月ノ島の次期後継者だ」
「はじめまして、月ノ島さん。俺の名前はーー」
「遠藤朝陽だろ? この映画でこいつと共演する予定の」
どこか不敵な笑みを浮かべ挑戦的に言う玲二に対し、遠藤は戸惑いの面持ちを浮かべていたのだが。
「それで……俺たちの邪魔をするとは空気の読めないやつだな? なにしに来た」
撮影が始まるから呼びに来たのだろうか。それなら準備をしてすぐに向かわなければと思いながら遠藤に視線を送る。
「いえ、ただ花宮の様子を見に……今日は撮影初日なので緊張してるかなと思ったので様子を見に来たんですが」
「生憎とこいつの緊張は俺がどうにかするし、お前の出る幕はない。……それともなんだ? こはるの元カレだから、そういう気配りしてやってるのか?」