俺様御曹司の隠された溺愛野望 〜花嫁は蜜愛から逃れられない〜
静まった空気を破ったのは遠藤だった。ぽりぽりと人差し指で頬を掻き、眉を下げながら答える。
「……こはるのことを助けてやらなきゃって気持ちはありました。……けど、それは元カレだからとかそういう問題ではありません。ただ俺がそうしたいと思ったからです」
「そうか、ご大層なこった。ーーだがな、一つ覚えておけ。こはるは俺の妻だ。手を出すようなら…………二度と芸能界にはいられないようにしてやるからな」
「ちょっと! 玲二さん!」
過激なことを言い出す玲二を止めに入るよう、眉根を寄せて言い募る。
玲二は俺様ではあるが、初対面の相手にそこまで言うなんて。
だが言われた張本人である遠藤は怖気付くこともなく、むしろ瞳に力を込めて言った。