俺様御曹司の隠された溺愛野望 〜花嫁は蜜愛から逃れられない〜

 相変わらずな物言いに肩をすくめるも、私はもう一度向き合い真剣な面持ちで伝える。

「それでも! 遠藤くんに対してのあの物言いはありえませんよ。今度会ったら絶対に謝ってください」

「なんで俺が……」

「いいですね? もしこの約束を守らないならーーもう二度とご飯は作りませんから」

 玲二は私の圧に一瞬に慄きつつ言い返そうとするもののーー視線がかち合った途端、負けじと目に力を入れた私に負けたのか「ふん」と言って先に目を逸らした。

 だが。
 軽く触れるくらいのキスをする。
 そしてそのあとーー。

「だが、お前は俺のものだ。そのことは絶対に忘れるなよ? いいか?」

 強い眼差しと真剣な顔つきにこくりと頷く。
 玲二の剥き出しの独占欲の一端が垣間見えた一幕だった。
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