俺様御曹司の隠された溺愛野望 〜花嫁は蜜愛から逃れられない〜
これはまずいと思い、思わず玲二の胸元を押す。
「……………だめです」
「なんだよ、気持ちよさそうにしていたくせに」
「こ、こんな昼間っから常時に耽るなんて不健全ですし」
思わず甘い蜜夜を思い出し、頭が沸騰しそうになりながら口走ると玲二は口元を意地悪そうに緩めた。
視線はどこか嗜虐的で、獲物を狙う獣のような瞳でーー。
「……だがそういうこと、お前は大好きだよな? 毎夜すげぇくらいよがってるし」
「…………っ!」
耳元に口を近づけられて話されると、ぶるりと体に電流が走ったような感覚を覚える。全身にじんわりと汗をかいてしまい、呼吸が荒くなるのがわかった。