俺様御曹司の隠された溺愛野望 〜花嫁は蜜愛から逃れられない〜
そんなこんなでひと騒動あり。
その後、私たちは無事に婚姻届を役所に提出し、晴れて夫婦となった。
これからは花宮姓でなく、月ノ島姓を名乗るのだと考えると少しだけくすぐったく感じる自分がいた。
私は玲二との結婚を不本意だと思ってないのだろう。普通に笑うことが出来ているのが何よりの証拠だった。
最初は嫌々ながらという気持ちが大きかったはずなのに。
どこか単純な自分に嫌気がさすが、後悔しても仕方がないことだ。
「こはる、荷解きは終わったか?」
先程までのスーツとは打って変わって、ラフな格好に着替えた玲二が話しかけてくる。私がちょうど家から持参した荷物の入っている段ボールを開封しているところだった。
「大体は。あと、この段ボールだけです」
そう言いつつ、ガムテープを剥がして中身を取り出す。何冊かの雑誌や週刊誌など、芸能関連に関するものが入っているものだった。