社長さんの溺愛は、可愛いパン屋さんのチョココロネのお味⁉︎
「私、まだ半信半疑なんじゃけど……くるみちゃんはホンマにお兄ちゃんのことが好きなんじゃね」
ほぅっと溜め息をつきながら「リアル『美女と野獣』おったぁ〜」とクスクス笑う鏡花に、くるみが「実篤さん、ぶちハンサムなんに何でそんなこと言うん?」と本気でムスッとしたら瞳を見開かれた。
「あばたもえくぼ……」
ぼそりとつぶやかれた言葉に、今度はくるみがキョトンとさせられる番だった。
「私的にはほら、高校生の頃にくるみちゃんが付き合いよった人。えっと……生徒会長の鬼塚くんだっけ? 彼との方が美男美女でうちのお兄ちゃんとより断然お似合いじゃと思うんじゃけど。――あっ。そう言えば彼、幹事に名前上がっちょったじゃん? ひょっとして今日会えるんじゃない?」
鏡花からいきなり鬼塚の名前が出たことで、くるみは一気にテンションが下がって。
でも幸い会場内は思いのほか人が多くて、うまくいけば人混みに紛れて最後まで鬼塚とは顔を合わせずに済むかも?とも期待したくるみだ。
「案外再会したらやけぼっくいに火が付いたりして? わー、お兄ちゃん、鬼塚くんが相手じゃ絶対分が悪いわぁ」
なのに、まるで不吉なフラグでも立てるみたいに鏡花が言うから。
ほぅっと溜め息をつきながら「リアル『美女と野獣』おったぁ〜」とクスクス笑う鏡花に、くるみが「実篤さん、ぶちハンサムなんに何でそんなこと言うん?」と本気でムスッとしたら瞳を見開かれた。
「あばたもえくぼ……」
ぼそりとつぶやかれた言葉に、今度はくるみがキョトンとさせられる番だった。
「私的にはほら、高校生の頃にくるみちゃんが付き合いよった人。えっと……生徒会長の鬼塚くんだっけ? 彼との方が美男美女でうちのお兄ちゃんとより断然お似合いじゃと思うんじゃけど。――あっ。そう言えば彼、幹事に名前上がっちょったじゃん? ひょっとして今日会えるんじゃない?」
鏡花からいきなり鬼塚の名前が出たことで、くるみは一気にテンションが下がって。
でも幸い会場内は思いのほか人が多くて、うまくいけば人混みに紛れて最後まで鬼塚とは顔を合わせずに済むかも?とも期待したくるみだ。
「案外再会したらやけぼっくいに火が付いたりして? わー、お兄ちゃん、鬼塚くんが相手じゃ絶対分が悪いわぁ」
なのに、まるで不吉なフラグでも立てるみたいに鏡花が言うから。