社長さんの溺愛は、可愛いパン屋さんのチョココロネのお味⁉︎
そこで真ん中あたりにあるビタミンカラーの、目にも鮮やかななジュレを指差すと、
「ゆずのジュレ! 前に雑誌に載っちょるん見たことあるし、その隣の凄い綺麗な緑と白のやつ!」
くるみがゆずのジュレを視認するや否や、今度は左端にある、白雪の上に乗せられた新緑さながらの緑が広がるキューブ型の小さなケーキを指差して。
「キウイのヨーグルトケーキらしいんじゃけど、あれもお店じゃと開店して一時間もせんで売り切れる超レアものらしけぇ!」
言って、キラキラと目を輝かせた鏡花が、くるみの手をギュッと握って、「料理そっちのけで食べるしかないじゃろ?」とニヤリとする。
「それでも鏡花ちゃん。うち、あんまり甘いんばっかり食べよったら気持ち悪ぅなるんじゃけど」
デザートコーナーを制覇しようやぁ!と言い出しかねない勢いの鏡花に、くるみはタジタジだ。
なのに鏡花は一向に意に介した風もなく、「そうしたらお肉とかで【口直し】したらええんよ!」とメイン料理に対してとっても失礼なことを言う。
それを聞いた途端、『まるで実篤さんに対する塩対応みたいじゃわ』と思ってしまったくるみだ。
途端、顔をつき合わせるたびに繰り広げられる二人のやり取りを思い出して、くるみは可笑しくて堪らなくなった。
「ゆずのジュレ! 前に雑誌に載っちょるん見たことあるし、その隣の凄い綺麗な緑と白のやつ!」
くるみがゆずのジュレを視認するや否や、今度は左端にある、白雪の上に乗せられた新緑さながらの緑が広がるキューブ型の小さなケーキを指差して。
「キウイのヨーグルトケーキらしいんじゃけど、あれもお店じゃと開店して一時間もせんで売り切れる超レアものらしけぇ!」
言って、キラキラと目を輝かせた鏡花が、くるみの手をギュッと握って、「料理そっちのけで食べるしかないじゃろ?」とニヤリとする。
「それでも鏡花ちゃん。うち、あんまり甘いんばっかり食べよったら気持ち悪ぅなるんじゃけど」
デザートコーナーを制覇しようやぁ!と言い出しかねない勢いの鏡花に、くるみはタジタジだ。
なのに鏡花は一向に意に介した風もなく、「そうしたらお肉とかで【口直し】したらええんよ!」とメイン料理に対してとっても失礼なことを言う。
それを聞いた途端、『まるで実篤さんに対する塩対応みたいじゃわ』と思ってしまったくるみだ。
途端、顔をつき合わせるたびに繰り広げられる二人のやり取りを思い出して、くるみは可笑しくて堪らなくなった。