至高の冷酷総長は、危険なほどに彼女を溺愛する -CLASSIC DARK-
より一層ぎゅうっとされて、言葉も喋れなくなる。
せっかく会えたから、早く気持ちを伝えなきゃいけないのに……。
「静日くん……なんで、学校来たの……」
「今言ったでしょ、すばるに会いたかったから」
「それって、なんで……?」
「は?」
「なんで、会いたいって思ってくれたの?……わたしは、好きだから静日くんに会いたかった、よ」
シャツを掴んで、瞳をまっすぐ見つめる。
伝われ……と思いながら。
すぐに返事はしてくれなかった。
それでも、静日くんの瞳には、確かにわたしが映っていた。
「すばる、俺の家のウワサは知ってるよね」
「うん……まあ、なんとなくは」
「あれ全部本当」
「……そうなの?」
「京家は、昔からこの街の悪として名高かった。そのおかげで、法を犯して金儲けをするような輩は京家に集まってくる」
難しい話、だけど、静日くんが真剣に伝えようとしてくれてるのがわかって、黙って耳を傾けた。