至高の冷酷総長は、危険なほどに彼女を溺愛する -CLASSIC DARK-
「俺はそういう輩を見分けて、取引を結ぶ“フリ”をしてるんだ。……つまり俺はいつも、法のぎりぎりを歩いてる」
「法の、ぎりぎり……」
「違法な組織と手を組むフリをして、こちら側に引き込んだところを警察に引き渡してるんだよ。……、って言ってもわかんないか」
首を横に振る。
飛鳥井くんから聞いていた話と、なんとなく結びついた。
京家と、警察の、国家機密の関係……。
「悪人を裁いてるってことだよね? カッコイイお仕事なのに、なんで」
「悪を成敗するために法を犯すこともあるんだよ。だから、世間から見れば俺だって立派な悪人」
「……うん」
「多方面から恨みを買うこともしょっちゅうだし。京家が滅多に表に顔を出さないのは、そういった恨みから逃れるためでもある」
「だから……学校にもあんまりこれなかったんだね」
「そういうこと」
冷たい表情で、どこか諦めたような声に、胸がずきっとした。
「どう、これ聞いても俺のこと好きって言える? 一緒にいたいって思う?」
「好きだよ、一緒にいたい……!」