美琴ちゃん、大丈夫?
そのまま顔を傾けて、優しくキスする。


ちゅ、と唇を離して、もう一度ダメ押しで軽くする。


純さんのキスは何回してもドキドキしてしまって…心臓に悪い。



「…俺だってずっと一緒にいたいよ。」


「純さん…」


「…あ。俺も怪我したらいっか?」


「…協力しましょうか?」


「冗談です。すみません。だからその拳をおろしてください。すみません。」


「…チッ。」


「こら、どこで覚えたんだその舌打ち。キャラ変わってるぞ。」


純さんのツッコミを無視し、また会えなくなることにため息をついて、私は純さんの肩に寄りかかった。


私はふとボブの女の子を思い出す。


「ちなみにですけど……『リサ』って名前の女の人、周りにいますか?」

「えっ?」


純さんがビクッと動いた。



「…え?」


見上げると、純さんがまた血の気の引いた顔をしてる。



「……どこの、誰ですか」


「…えっとー…」


「もしかして、言い寄られてる?」


「…」


明後日の方向を見て苦笑いしている。


「純さん…?」


私は純さんの服の襟元を掴む…もとい、軽く胸ぐらを掴むと、
純さんが私の手をパンパン叩いてギブをアピールしながら白状する。


「日本に戻ってから初めて会った同僚!せ、先週、告白されまし、た…。」


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