振られた私を御曹司が拾ってくれました。

挨拶をしてくれた男性は、やはりイギリス人の執事でハリーと名乗る男性だった。

普段はアラブで、アジームの家に従事しているが、アジームが長期で出かけるときは一緒に同行するらしい。
今回は先回りして、このプライベートアイランドに来ていたようだ。

アジームが執事のハリーに向かって話をした。

「ハリー、お客様をそれぞれゲストルームに案内してくれ、それと琴音は大切なお客様だから、僕の部屋の隣だ。」

「はい。畏まりました。」

私はハリーに案内されてゲストルームへと向かった。
この建物は外見ばかりではなく、内側もまるでお城の回廊のようだ。
長い廊下には、沢山の美しい絵画が飾られている。
私は絵画に詳しくないが、きっと有名な画家の作品なのだろうと思う。


そして、この建物の一番上の階に到着した。
天井が高いので実際には、高さがかなりあるが、5階建ての建物になっている。
私が案内されたのは5階の角部屋だ。

部屋に入ると、壁の2面が大きなガラス張りになっている。
窓からの景色がとても美しい。海を見下ろすことができ、先程の桟橋も良く見える。

< 102 / 128 >

この作品をシェア

pagetop