振られた私を御曹司が拾ってくれました。
私は窓から桟橋を眺めて、あることに気が付いた。
先程、桟橋に停泊している船は、私達の船を除いて、あと一艘だけだった。
しかし、今見えているのは、さらに2艘の船が増えている。
ここはプライベートアイランドとアジームは言っていた。
だとしたら、あの増えている船もアジームの関係者なのだろうか。
すると、誰かが部屋をノックする音がした。
トン、トン、トン
私は部屋のドアをそっと開けてみると、そこにはアジームの秘書であるカシムが立っていた。
カシムは表情も変えずに話し始める。
「葉月さん、あなたにお客様が来ているようです。すぐに一階のリビングまで来ていただけますか。」
「…私にお客様ですか?」