振られた私を御曹司が拾ってくれました。
「駿君、琴音、久しぶりだね!」
飛行機を降りると、誰かが私達に声を掛けた。
その声の方を向くと、アジームが目を細めて笑顔で手を振っている。
「アジーム!久しぶり!」
私はアジームに駆け寄り、ハグをした。
「琴音、元気そうだね…良かった。」
そして、アジームは駿に握手の手を差し伸べて微笑んだ。
「駿君、久しぶりだね。」
駿とアジームは握手の手に力を入れて、お互いの再会を喜んでいるようだ。
「駿君、琴音、疲れただろ…今日はうちでゆっくり寛いでくれ。」
アジームは私達を自分の家に招いてくれた。
しかし、アジームは自分の家と言っても、第二王子だ。
大きな宮殿に案内されることになる。