振られた私を御曹司が拾ってくれました。

アジームが執事のハリーに合図すると、次の瞬間、ハンガーラックにかけられた豪華なドレスが沢山運ばれてきた。
そのドレスは、挙式用の白いドレスやお色直し用のカラードレスなど、かなり華やかだ。
生地につけられた飾りがキラキラと輝いている。


「アジーム!このドレスは?」

「琴音のために、いろいろ用意してみたんだ…気に入るものがあると良いのだけれど…。」

「そ…そんな…嬉しい…アジーム…ありがとう。」


アジームが用意してくれたドレスは、決められないくらいどれも素敵なものばかりだ。
ドレスを着るだけでも、女子にとっては憧れなのに、こんな素晴らしいドレスを好きなだけ選んで良いなんて夢をみているようだ。

すると、アジームは立ち上がり駿に声を掛けた。


「駿君、女性はドレスとかいろいろと準備があるもんだよ…僕たちは邪魔だから部屋から出て行こう。」


アジームはクスッと笑い、私に向かってウィンクして見せた。


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