【書籍化&コミカライズ】離縁前提の結婚ですが、冷徹上司に甘く不埒に愛でられています(離婚予定の結婚なのに〜)
「あぁ、もちろん、君はコッチの仕事の方を優先して構わないよ。僕の方はそこまで忙しいわけでもないから一人でも大丈夫だし。じーさんのことも、送って行きたいんだろう?」
突然の申し出だが、なんの疑いもなく表向きの思惑を承諾してくれる永斗さん。助かった。そっと心中で手を合わせる。
そう。そんなわけで俺は戦地に赴いたわけだ。
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しかし、それがどうしてこうなったのか――
会長に先手を取られた俺は、室長との対話を終えたあと、人払いをした秘書室で國井桜の戻りを待つことにした。
空気を読めて、物わかりのよい國井桜。
いつものようにすんなり結論は定まるだろうと。思っていたんだが。
しかし、思うように事は運ばなかった――。
『――これは、私の意志です』
『ゼネラルマネージャーのことが、ずっとずっと好きでした……』