【書籍化&コミカライズ】離縁前提の結婚ですが、冷徹上司に甘く不埒に愛でられています(離婚予定の結婚なのに〜)
しかし、彼女が見合いを承諾したことで、賽は投げられた。
國井桜が覚悟を決めたのなら、俺はこの好機を大きく活用させてもらう。
なんて良からぬ事を企みながらも、柄にもなく浮ついた気分になるのは、なぜだろう。
「おや……? 珍しくニヤついてどうした?」
ミラー越しに視線を感じ、しまったと慌てて口元を引き結ぶ。
「……ニヤついてなどいません」
……ったく、こっちの気も知らずに。いい気なものだ。
「まぁ……どんなに流れに逆らったところで、人生はなるようになる……。恋愛も結婚も悪いものではないぞ――島田よ」