【書籍化&コミカライズ】離縁前提の結婚ですが、冷徹上司に甘く不埒に愛でられています(離婚予定の結婚なのに〜)

そんなにこやかに私を気遣う会長の斜め後ろから「お疲れ様です……」単調の挨拶が聞こえたところで、コックコートを着たレストランのオーナーらしき男性が出迎え、会長と親しげに話し出す。

今回のレストランは予約を取るのも一年待ちという人気のミシュラン掲載の高級レストランで、もちろん会長セレクトだ。

会食や接待などで何度か使用したけれど、食べたことはない。

まさかこんなセレブ御用達のレストランに、仕事以外で私が来ることになるだなんて……っ。

いつも以上に楽しそうな会長と髭ダンディーなオーナーに促され、ロビーの奥の綺羅びやかなレストランへ足を向ける。

オイル切れのロボットのように、ふたりの後に続こうとした、そのとき。
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