【書籍化&コミカライズ】離縁前提の結婚ですが、冷徹上司に甘く不埒に愛でられています(離婚予定の結婚なのに〜)


それから、半ば魂が抜けそうな状態で島田さんに椅子まで引いてエスコートしてもらって、3人で円卓を囲みゴージャスなレストランでの『見合い』は始まる。

――と言っても、『見合い』というのは名ばかりで、特に畏まった紹介をするわけもなく、ただただ、次々と運ばれてくる最高級のフレンチのコースを談話しながらいただくだけだった。

「今日は、忙しいところ時間をもらって悪いなぁ、國井さん」

「いえ、とんでもない。むしろ美味しいランチをご馳走になってしまい」

アミューズの帆立貝柱とお野菜のマリネをはじめ、オードブルのフォワグラのソテーに、オマール海老を贅沢に使用したポワソン。

どれもこれも、新鮮な食材や旬の食材をふんだんに使った、見目麗しい料理たちだ。

私には手の届かない、セレブの味……。
< 125 / 135 >

この作品をシェア

pagetop