【書籍化&コミカライズ】離縁前提の結婚ですが、冷徹上司に甘く不埒に愛でられています(離婚予定の結婚なのに〜)

「会長のお察しの通り、ということですよ。見合い相手が誰であるか特定できないほど鈍感な私ではありませんからね……」

島田さんはまたまたそんなよくわからない事を薄く笑いながら告げると、

突然席を立ち上がり、そして何故か私の方へとやってくる。

……って、え? な、なに……?

「すでに話はつけてあります」

「わぁっ……」

次の瞬間、ぐいっと腕が引かれ椅子から腰が浮き、飛び込むよう形で彼の胸の中に身を寄せる。

そして、彼はそのまま私の肩をすっぽり抱き寄せると、とんでもない事を口にした。

「おっしゃったように、私も、國井さんなら仕事でもプライベートでも理解を深め、今後の人生を支えてくれるのではと思いました」

………へ?

なんかおかしなことが聞こえたような……。

「なのでつい先日、結婚を前提とした交際を申し込み、すでに彼女から承諾を頂いております」

――え!?
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