【書籍化&コミカライズ】離縁前提の結婚ですが、冷徹上司に甘く不埒に愛でられています(離婚予定の結婚なのに〜)
「会長がくださったご縁――大切にしたいと思ってます」
嫌われたくないとか。左遷させられたらどうしようとか。不安はいっぱいあるけれど。
ここでチャンスを見送ったら、私は絶対に後悔する。
自ら棒に振るようなことは、どうしても口にできなかった。
だけど、一拍おいて返ってきたのは、容赦のない拒絶だった。
「申し訳ありませんが、即刻断ってください。私は誰とも見合いなんてするつもりはないので」
ズキリと、心が削がれるように痛くなる。
でも、ここまで食らいついたのだ。理由くらい聞いておきたい。
「……でしたら、理由を聞かせてください。いきなり断れというのも、おかしな話ではないでしょうか?」
ピリピリした雰囲気に身をすくめながら、正直な気持ちで返事すると、
やがて、少し迷う素振りを見せたあとに、島田さんは、ゆっくりと対話に応じる姿勢を見せてくれた。
嫌われたくないとか。左遷させられたらどうしようとか。不安はいっぱいあるけれど。
ここでチャンスを見送ったら、私は絶対に後悔する。
自ら棒に振るようなことは、どうしても口にできなかった。
だけど、一拍おいて返ってきたのは、容赦のない拒絶だった。
「申し訳ありませんが、即刻断ってください。私は誰とも見合いなんてするつもりはないので」
ズキリと、心が削がれるように痛くなる。
でも、ここまで食らいついたのだ。理由くらい聞いておきたい。
「……でしたら、理由を聞かせてください。いきなり断れというのも、おかしな話ではないでしょうか?」
ピリピリした雰囲気に身をすくめながら、正直な気持ちで返事すると、
やがて、少し迷う素振りを見せたあとに、島田さんは、ゆっくりと対話に応じる姿勢を見せてくれた。