極秘出産でしたが、宿敵御曹司は愛したがりの溺甘旦那様でした
パティシエのこだわりのスイーツや焼き立てのスコーン、フルーツの盛り合わせは、味はもちろん目でも存分に楽しめて印象に残っている。
とはいえ茉奈が生まれてから、おしゃれなカフェにはもうずっと足を運んでいない。
おかげであの頃とは違い、新しくオープンしたお店の情報や足繁く通っていたカフェの現在の状況などは私の中でまったくアップデートされていなかった。
さりげなく衛士がスマートホンを探り出す。
「まだやってるみたいだな」
その回答で胸を撫で下ろす。
「そうなんだ。いつかまた行きたいなと思っていたの」
「なら、今度一緒に行こう」
間髪を入れない衛士の切り返しに目を丸くする。
「で、でも茉奈が行くと周りやお店の迷惑になるんじゃ……」
小さい子ども向けの雰囲気はあまりなかったと記憶している。
「でも、お子様連れ歓迎だって書いてある」
衛士が読んでいるのはおそらくお店のホームページかなにかだろう。にわかに信じられない私に対してか、衛士がスマートホンを渡してきた。
たしかにそこには〝お子様連れ歓迎〟の文面とキッズスペースの写真や子ども用メニューが載っていた。
あのときは気づかなかったが、広い店内だったので私たちの通された席がたまたま大人ばかりだったのかもしれない。
「なんなら俺が茉奈を預かろうか?」
衛士の提案に私は唇を尖らせる。
「いいよ。茉奈を置いていく選択肢は私にはないの」
スマートホンを彼に返しながら答えた。行きたいとは思ったが、茉奈も一緒なのは大前提だ。だからこそ、もう少し茉奈が大きくなってからでもいいと思っている。
とはいえ茉奈が生まれてから、おしゃれなカフェにはもうずっと足を運んでいない。
おかげであの頃とは違い、新しくオープンしたお店の情報や足繁く通っていたカフェの現在の状況などは私の中でまったくアップデートされていなかった。
さりげなく衛士がスマートホンを探り出す。
「まだやってるみたいだな」
その回答で胸を撫で下ろす。
「そうなんだ。いつかまた行きたいなと思っていたの」
「なら、今度一緒に行こう」
間髪を入れない衛士の切り返しに目を丸くする。
「で、でも茉奈が行くと周りやお店の迷惑になるんじゃ……」
小さい子ども向けの雰囲気はあまりなかったと記憶している。
「でも、お子様連れ歓迎だって書いてある」
衛士が読んでいるのはおそらくお店のホームページかなにかだろう。にわかに信じられない私に対してか、衛士がスマートホンを渡してきた。
たしかにそこには〝お子様連れ歓迎〟の文面とキッズスペースの写真や子ども用メニューが載っていた。
あのときは気づかなかったが、広い店内だったので私たちの通された席がたまたま大人ばかりだったのかもしれない。
「なんなら俺が茉奈を預かろうか?」
衛士の提案に私は唇を尖らせる。
「いいよ。茉奈を置いていく選択肢は私にはないの」
スマートホンを彼に返しながら答えた。行きたいとは思ったが、茉奈も一緒なのは大前提だ。だからこそ、もう少し茉奈が大きくなってからでもいいと思っている。