極秘出産でしたが、宿敵御曹司は愛したがりの溺甘旦那様でした
とっさに謝罪の言葉が口をついて出そうになったが、その前に彼がおでこをこつんと重ねてきた。
「ありがとう、未亜。俺との子どもをひとりで大事に育ててくれて」
穏やかに、嬉しそうに告げる衛士に胸の奥が熱くなる。
「私ね、衛士のことを必死で忘れようとしたのに、忘れられなくて……それから妊娠がわかって、すごく戸惑った。不安だった」
さっきまでのとは違う、温かい気持ちに満たされて、素直な気持ちを口にできる。しゃべるたびに涙があふれそうなのを必死に堪えて私は言葉を紡ぐ。
「でも、生まない選択肢はなかったよ。大好きな……私が人生で一番愛した人との子どもだから」
きっとこれからも衛士以上に好きになれる人は現れない。だから、他の人となら割り切って結婚するしかないと思っていた。けれど――。
「本当は私もずっと会いたかった。茉奈の中に衛士の面影を見つけるたびに切なくて、苦しかった」
子育てする中で、ここに彼がいてくれたらって何度思ったか。茉奈のためだけじゃない。私がそばにいてほしかった。
叶わない夢を見ては打ち消して、自分を奮い立たせていた。
でも、いいのかな? また衛士を信じても。自分の気持ちに正直になっても……。
今度こそ私はしっかりと衛士と目を合わせてはっきりと伝える。
「素直になれなくてごめんね。私も大好きだから、茉奈と一緒に衛士にずっとそばにいてほしい」
最後は声が詰まって上手く言えなかった。次の瞬間、衛士に抱き寄せられ彼の胸に収まる。
「ありがとう、未亜。俺との子どもをひとりで大事に育ててくれて」
穏やかに、嬉しそうに告げる衛士に胸の奥が熱くなる。
「私ね、衛士のことを必死で忘れようとしたのに、忘れられなくて……それから妊娠がわかって、すごく戸惑った。不安だった」
さっきまでのとは違う、温かい気持ちに満たされて、素直な気持ちを口にできる。しゃべるたびに涙があふれそうなのを必死に堪えて私は言葉を紡ぐ。
「でも、生まない選択肢はなかったよ。大好きな……私が人生で一番愛した人との子どもだから」
きっとこれからも衛士以上に好きになれる人は現れない。だから、他の人となら割り切って結婚するしかないと思っていた。けれど――。
「本当は私もずっと会いたかった。茉奈の中に衛士の面影を見つけるたびに切なくて、苦しかった」
子育てする中で、ここに彼がいてくれたらって何度思ったか。茉奈のためだけじゃない。私がそばにいてほしかった。
叶わない夢を見ては打ち消して、自分を奮い立たせていた。
でも、いいのかな? また衛士を信じても。自分の気持ちに正直になっても……。
今度こそ私はしっかりと衛士と目を合わせてはっきりと伝える。
「素直になれなくてごめんね。私も大好きだから、茉奈と一緒に衛士にずっとそばにいてほしい」
最後は声が詰まって上手く言えなかった。次の瞬間、衛士に抱き寄せられ彼の胸に収まる。