別れを選びましたが、赤ちゃんを宿した私を一途な救急医は深愛で絡めとる
「凛!」
園長先生が付き添ってくれていたが、凛の頬は涙で濡れ、着ていたスモックが血で汚れていた。
想像していたよりずっと出血がひどい。
「お母さんですか? 頭部は出血しやすいですからひどく見えますが、心配なさらず。おでこを三センチほど切ってしまったようで、縫合しますね」
「……はい。あの、この子ケロイド体質で……」
ケロイドを起こしやすい体質は遺伝することもよくあるようで、凛は私の血を引いてしまった。
ちょっとした引っかき傷でもみみず腫れになってしまうのだ。
「そうでしたか。ここでもそれなりの処置はできますが、女の子ですし、傷が残るのもつらいですよね」
先生の言葉に心臓がバクバクと大きな音を立て始める。
凛まで私と同じような運命を背負わせたくない。
ましてや額なのだ。前髪で隠すのも限界がある。
「はい。なんとかなりませんか?」
園長先生が付き添ってくれていたが、凛の頬は涙で濡れ、着ていたスモックが血で汚れていた。
想像していたよりずっと出血がひどい。
「お母さんですか? 頭部は出血しやすいですからひどく見えますが、心配なさらず。おでこを三センチほど切ってしまったようで、縫合しますね」
「……はい。あの、この子ケロイド体質で……」
ケロイドを起こしやすい体質は遺伝することもよくあるようで、凛は私の血を引いてしまった。
ちょっとした引っかき傷でもみみず腫れになってしまうのだ。
「そうでしたか。ここでもそれなりの処置はできますが、女の子ですし、傷が残るのもつらいですよね」
先生の言葉に心臓がバクバクと大きな音を立て始める。
凛まで私と同じような運命を背負わせたくない。
ましてや額なのだ。前髪で隠すのも限界がある。
「はい。なんとかなりませんか?」