別れを選びましたが、赤ちゃんを宿した私を一途な救急医は深愛で絡めとる
すがるように尋ねると、治療の手を止めた先生はしばらく考え込んだ。
「少し遠いのですが、こうした傷の治療で有名なドクターがいらっしゃいます。そこに行けば、きれいに治していただけるんじゃないかと」
「お願いします!」
藁にもすがりたい気持ちで食いつくと、先生はうなずいた。
「激しくぶつけたみたいなので、念のため頭部のCTも撮ったほうがいいかもしれません。応急処置だけしますから、今からその病院に向かえますか?」
「もちろんです」
私はそれからハラハラしながら処置を見守った。
ほとんど血は止まったが、包帯でぐるぐる巻きにされた凛はよほど怖かったのか、おびえた表情で私にしがみついたまま離れない。
「凛。大丈夫だからね。違う病院で診てもらおうね」
待合室で待っていると、再び診察室に呼ばれる。
「少し遠いのですが、こうした傷の治療で有名なドクターがいらっしゃいます。そこに行けば、きれいに治していただけるんじゃないかと」
「お願いします!」
藁にもすがりたい気持ちで食いつくと、先生はうなずいた。
「激しくぶつけたみたいなので、念のため頭部のCTも撮ったほうがいいかもしれません。応急処置だけしますから、今からその病院に向かえますか?」
「もちろんです」
私はそれからハラハラしながら処置を見守った。
ほとんど血は止まったが、包帯でぐるぐる巻きにされた凛はよほど怖かったのか、おびえた表情で私にしがみついたまま離れない。
「凛。大丈夫だからね。違う病院で診てもらおうね」
待合室で待っていると、再び診察室に呼ばれる。