別れを選びましたが、赤ちゃんを宿した私を一途な救急医は深愛で絡めとる
朝食にだし巻きたまごを作ったあと、部屋の散らかりように驚いて注意した。


「決まらないんだもん!」
「なにが?」
「服」


陸人さんに会うのにおめかしをしようとしているの?


「なんでもいいと思うけど」
「ダーメ。かわいい凛がいいのー」


まさか、陸人さんにかわいいと言ってもらえたのがうれしかった?

私、またお小言ばかりで、凛のことを褒めてあげられていないかも。


「そっか。ご飯食べてからママと選ぼう。こぼすと汚れちゃう」
「はーい」


機嫌が直った凛と、朝食を始めた。


食事のあとさんざん迷って選んだのは、お気に入りの白いセーターとピンクのふわふわのスカートだ。

それに、紺のコートを着せた。


私はいつも通りジーンズをはこうとしたら「ママも!」とスカートを指定されてしまい、結局フレアスカートに。

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