別れを選びましたが、赤ちゃんを宿した私を一途な救急医は深愛で絡めとる
「俺はなにも……。つらかったのは心春だ。事件のあと、本宮のご両親から『心春に事件を思い出させたくない。もう会わないでほしい』と言われて、ずっとなにもできなかった。ごめん」
両親に止められていたにもかかわらず、心配し続けてくれていたのだろう。
二度と会えない可能性だってあったのに、医師の道を志すなんて。
私が食彩亭に勤めているのも調べたに違いない。
客として通い、私の様子をうかがっていたのだ。
「忘れてくれればよかったのに。だって陸人さんだって被害者だったんでしょう?陸人さんにはなんの落ち度もないじゃないですか」
「忘れられるか!」
突然大きな声を出されて、ビクッと震える。
すると彼は体を離して私を見つめた。
「びっくりさせてごめん。でも、心春は世界で一番大切な人なんだ。なにがあったって忘れたりしない。それに俺がつらいのは、心春のそばにいられないことだ」
両親に止められていたにもかかわらず、心配し続けてくれていたのだろう。
二度と会えない可能性だってあったのに、医師の道を志すなんて。
私が食彩亭に勤めているのも調べたに違いない。
客として通い、私の様子をうかがっていたのだ。
「忘れてくれればよかったのに。だって陸人さんだって被害者だったんでしょう?陸人さんにはなんの落ち度もないじゃないですか」
「忘れられるか!」
突然大きな声を出されて、ビクッと震える。
すると彼は体を離して私を見つめた。
「びっくりさせてごめん。でも、心春は世界で一番大切な人なんだ。なにがあったって忘れたりしない。それに俺がつらいのは、心春のそばにいられないことだ」