別れを選びましたが、赤ちゃんを宿した私を一途な救急医は深愛で絡めとる
「そう。先生、お仕事が夜のときもあるし、一日いないときもあるんだけど、お母さんと一緒に遊んでてくれていいから。先生がお休みのときは、一緒に公園行こう」


凛は陸人さんの言葉に即座には反応せず黙り込む。
嫌なのだろうか。

陸人さんの顔に緊張が走り、私の心臓も大きく打ち始めた。


「先生、夜もお仕事あるの?」
「そうだよ。病気やケガはいつ起こるかわからないからね」
「そっかぁ。それじゃあ、ママと一緒にお留守番してる」


それって……。


「凛ちゃん、先生と一緒に住んでくれる?」


もう一度陸人さんが問いかけると、凛はニッと笑う。


「いいよ。凛、先生好きだもん」


凛がそう答えた瞬間、陸人さんの目が弓なりになる。


「凛、ありがとう」


彼女の選択がうれしくてギュッと抱きしめると「痛いよぉ」と叱られてしまった。
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