別れを選びましたが、赤ちゃんを宿した私を一途な救急医は深愛で絡めとる
正月の慌ただしい日々があっという間に去り、十日で食品会社を退職させてもらった。
食彩亭にも挨拶に行かなければと思っているが、その前の金曜日に、休日出勤の代休を取ったという兄と会うことに決まった。
凛を園に預けて、約束の十一時少し前に、兄に指定された『エール・ダンジュ』という洋菓子店に向かう。
私はここのケーキが大好きなのだ。
兄が覚えていてくれたとは。
緊張しながら店の前に立つと「よぉ」とうしろから声をかけられて振り返った。
「お兄ちゃん……」
「元気そうでよかった。お前、感謝しろよ。俺、甘いもの得意じゃないのにお前に合わせてやったんだぞ」
雑に背中をトンと押されて店内に促される。
ずっと音信不通だったのにもかかわらず、以前と同じような態度で接してくれるのがありがたい。
窓際の席に案内され、私は紅茶とフルーツタルト、兄はコーヒーとチーズケーキを注文したあと、私は口を開いた。
食彩亭にも挨拶に行かなければと思っているが、その前の金曜日に、休日出勤の代休を取ったという兄と会うことに決まった。
凛を園に預けて、約束の十一時少し前に、兄に指定された『エール・ダンジュ』という洋菓子店に向かう。
私はここのケーキが大好きなのだ。
兄が覚えていてくれたとは。
緊張しながら店の前に立つと「よぉ」とうしろから声をかけられて振り返った。
「お兄ちゃん……」
「元気そうでよかった。お前、感謝しろよ。俺、甘いもの得意じゃないのにお前に合わせてやったんだぞ」
雑に背中をトンと押されて店内に促される。
ずっと音信不通だったのにもかかわらず、以前と同じような態度で接してくれるのがありがたい。
窓際の席に案内され、私は紅茶とフルーツタルト、兄はコーヒーとチーズケーキを注文したあと、私は口を開いた。