別れを選びましたが、赤ちゃんを宿した私を一途な救急医は深愛で絡めとる
唇を噛みしめて声を振り絞る。
「もう離れるつもりはないよ。一生、心春と一緒に歩いていく」
その強い言葉が私を幸せにしてくれる。
この先も、もしかしたらこれは愛じゃないと言う人が出てくるかもしれない。
けれど、私が陸人さんの愛をたしかに感じているのだから、誰にどう思われても構わない。
陸人さんは私と凛に視線を送ったあと、吉野さんのほうに顔を向ける。
「吉野。何度も話したと思うが、俺は心春以外の人と人生を歩むつもりはない。吉野が優秀なドクターなのはわかっている。同僚として切磋琢磨していきたい」
「でも……」
「父や母が結婚をけしかけたのは謝る。だけど、俺は最初からそう伝えていたはずだ。もう二度と心春を傷つけないでくれ」
陸人さんがきっぱり言いきると、顔を青くした吉野さんはふらふらと部屋を出ていき、やがて玄関のドアが閉まる音がした。
「父さん――」
「ママ、はちみつケーキ作って」
「もう離れるつもりはないよ。一生、心春と一緒に歩いていく」
その強い言葉が私を幸せにしてくれる。
この先も、もしかしたらこれは愛じゃないと言う人が出てくるかもしれない。
けれど、私が陸人さんの愛をたしかに感じているのだから、誰にどう思われても構わない。
陸人さんは私と凛に視線を送ったあと、吉野さんのほうに顔を向ける。
「吉野。何度も話したと思うが、俺は心春以外の人と人生を歩むつもりはない。吉野が優秀なドクターなのはわかっている。同僚として切磋琢磨していきたい」
「でも……」
「父や母が結婚をけしかけたのは謝る。だけど、俺は最初からそう伝えていたはずだ。もう二度と心春を傷つけないでくれ」
陸人さんがきっぱり言いきると、顔を青くした吉野さんはふらふらと部屋を出ていき、やがて玄関のドアが閉まる音がした。
「父さん――」
「ママ、はちみつケーキ作って」