別れを選びましたが、赤ちゃんを宿した私を一途な救急医は深愛で絡めとる
お母さまの話を聞いていると、うっすらと記憶がよみがえってきた。
幼い頃の私は、陸人さんとぴったりくっついて座り、同じ絵本を覗き込んで顔を見合わせて笑っていた。
まだ文字を覚えている最中で全部読めたわけではないけれど、ふたりで絵を見て勝手に話を想像して……。
楽しかったなぁ。
こぐまさんまのはちみつケーキは、陸人さんが暗唱できたので、彼に読み聞かせてもらった。
恐ろしい瞬間だけでなく、幸せな光景も頭に浮かんで心が震える。
「本当に仲がよくて、ずっと微笑ましく思ってた。あんな事件はあったけど、あなたたちの絆は壊れなかったのよね」
お母さまが陸人さんに問うと、彼は大きくうなずいた。
「心春が傷つきながらも必死に生きる姿を見て、俺はもう一度彼女に恋をしたんだ。幼い頃よりもずっと強い気持ちで、心春を想ってる」
両親の前で堂々と私への気持ちを打ち明ける陸人さんに、胸が熱くなる。
幼い頃の私は、陸人さんとぴったりくっついて座り、同じ絵本を覗き込んで顔を見合わせて笑っていた。
まだ文字を覚えている最中で全部読めたわけではないけれど、ふたりで絵を見て勝手に話を想像して……。
楽しかったなぁ。
こぐまさんまのはちみつケーキは、陸人さんが暗唱できたので、彼に読み聞かせてもらった。
恐ろしい瞬間だけでなく、幸せな光景も頭に浮かんで心が震える。
「本当に仲がよくて、ずっと微笑ましく思ってた。あんな事件はあったけど、あなたたちの絆は壊れなかったのよね」
お母さまが陸人さんに問うと、彼は大きくうなずいた。
「心春が傷つきながらも必死に生きる姿を見て、俺はもう一度彼女に恋をしたんだ。幼い頃よりもずっと強い気持ちで、心春を想ってる」
両親の前で堂々と私への気持ちを打ち明ける陸人さんに、胸が熱くなる。