別れを選びましたが、赤ちゃんを宿した私を一途な救急医は深愛で絡めとる
しかも陸人さんに強く抱きしめられたので、照れくさすぎた。
「祐くんがね、凛のこと好きだって」
「は?」
間が抜けた声を発したのは陸人さんだ。
「凛も好きって言ったの。結婚するね」
「ちょっ……。まだ嫁にはやらん!」
二度目の結婚宣言に、陸人さんは慌てふためいている。
でも、私たちも凛くらいの歳で結婚の約束をしたんじゃなかったっけ?
それが叶ってしまったので、余計に焦っているのかもしれないけれど。
私はふたりのやり取りがおかしくて、笑いが止まらなくなった。
食彩亭での仕事も順調で、あっという間にときが流れた。
雪の降る寒い日に、凛が保育園でケガをして野上総合に駆け込んでからもう四カ月と少し。
食彩亭の大きな窓の向こうには、桜の木の若葉が色鮮やかに芽吹いていて、勝手に頬が緩んでくる。
「祐くんがね、凛のこと好きだって」
「は?」
間が抜けた声を発したのは陸人さんだ。
「凛も好きって言ったの。結婚するね」
「ちょっ……。まだ嫁にはやらん!」
二度目の結婚宣言に、陸人さんは慌てふためいている。
でも、私たちも凛くらいの歳で結婚の約束をしたんじゃなかったっけ?
それが叶ってしまったので、余計に焦っているのかもしれないけれど。
私はふたりのやり取りがおかしくて、笑いが止まらなくなった。
食彩亭での仕事も順調で、あっという間にときが流れた。
雪の降る寒い日に、凛が保育園でケガをして野上総合に駆け込んでからもう四カ月と少し。
食彩亭の大きな窓の向こうには、桜の木の若葉が色鮮やかに芽吹いていて、勝手に頬が緩んでくる。