嘘と、恋。

ホットドッグを食べ終わり、
自動販売機で買ったお茶で、康生さんと私は喉を潤わせた。


2本買って飲み残したら邪魔になるからと、1本だけ買い、そのペットボトルを仲良く二人で飲んだ。


それは間接キスなのだけど、康生さんは気にしてないから、私も気にせずそれを飲んだ。



「まりあちゃん、今度はあれに乗ろうよ?」

と、言われたのは、先程よりも緩やかそうなジェットコースター。


え、ジェットコースターって思ったけど。


先程よりも緩やかなのもそうだし、
そう言う康生さんの顔が子供みたいで。

はい、と頷いた。


最初に乗ったジェットコースターが飛び抜けてスリルが強かったのか、一番初めに乗ったからなのか。


その2個目に乗ったジェットコースターもそうだけど、
その後に乗った絶叫マシーンのどれも、
それなりにスリルを楽しめる余裕があった。


康生さんは、乗り物に乗りながら本当に楽しそうに笑っていて。


この人、本当に絶叫マシーンが好きなんだな、って思った。




日が落ちる迄、数えきれない程の乗り物に乗り、そのどれも絶叫系だったけど。


最後に観覧車に乗ろうか、と康生さんに言われた。


「観覧車…はい」


少し遠くにある、その巨大な観覧車を見上げた。


なんだか、ワクワクとした。


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