離婚しましたが、新しい恋が始まりました
紬希の寝室には、カーテンから朝の光がわずかに差し込んでいた。
磐は腕に縋りついていた紬希をベッドに座らせ、彼女の目の高さに跪いてから、そっと尋ねた。
「いいのか?」
コクリと紬希は頷いた。
「出来るだけ、優しくするから」
「磐さん……」
「まず、キスしたい」
磐の指が紬希の唇に触れた。それから、キスをする。
「触れたい」
磐の手が服の上から紬希の身体を撫でて、それから彼女を抱きしめた。
紬希は彼の手が動く度に、ため息が漏れそうになっていた。その手に直接触れてほしい。
「磐さん、私……大丈夫よ」
その言葉を聞いた磐は、もう遠慮なく紬希をベットに押し倒した。