離婚しましたが、新しい恋が始まりました
紬希がパーティー会場のチェックをしたり花を活けたりしてからキッチンに戻ると、義母の逸子が家族用の小テーブルで食事していた。
「おはようございます」
コーヒーを飲む逸子は素顔だった。さすがに年相応に老けてきたらしく、たるんだ顎の肉が二重になっている。
「納戸は片付けた?」
「これからです」
「早くしてね。リフォームの計画があるのよ」
「は?この屋敷をですか?」
「そうよ。二階部分を結衣が結婚してからも同居出来るようにリフォームしたいのよ」
「結衣はまだ大学生ですが……」
「いいのよ、あの子は早く結婚させるの」
「そうですか」