離婚しましたが、新しい恋が始まりました
「ああ、久しぶりだね。紬希さん」
「ご無沙汰しております」
三島院長と秦野は同じ医大で同門だった事から古い付き合いらしい。
貴洋との離婚が決まって紬希が仕事を探す時に、秦野が三島総合病院を紹介してくれたのだ。
その関係で、院長は紬希に目をかけてくれている。
「君が紹介してくれて助かった。有沢君はERの看護師として優秀なんだよ」
「そうでしょう。大学病院時代から将来を期待されていましたから、うちのような開業医には勿体ないって思っていたんです」
「じゃあ、有沢君、ゆっくり応接を使ってくれていいからね」
院長は気を遣ってくれてたのか、立ち上がって紬希にも座るように促した。
「あ、ありがとうございます。院長先生」