お館様の番選び
「…あかり。こっちだよ。」
朧はわたしの手を取ろうとしたが、伸ばした手を一旦下ろし、今きた廊下を戻っていく。
「あっ。待ってよ。」と横に並ぶと、朧の背の方がわたしより少し高いことに気がついた。
もともと背の小さいわたしだが、小学生の朧に背を抜かされたことに若干ひきつる。
「朧、背ぇ伸びたんだね。小学生に負けちゃったよー。」
久々に昔に戻ったつもりで頭をグシャグシャに撫でていると、顔を真っ赤にした朧は、わたしの手をはらった。
「やめろよ。」
「それにもう小学生じゃないし…。」
とぶつぶつ言っている。
確かに小学校を卒業し、来春、中学にあがる朧は、小学生…ではないのだろう。
…でも、わたしから見たら、小学生だろうが中学生だろうが似たようなもんなのだよ。ほほほ。
とさらにじゃれていると、朧の耳の後ろ当たりに赤い痣のようなものが見えた。
「…朧、耳のとこどうしたの?」と良く見ようと近づくと…、
「なっ。…なんでもない…」と朧は耳を押さえて距離をとった。
朧はわたしの手を取ろうとしたが、伸ばした手を一旦下ろし、今きた廊下を戻っていく。
「あっ。待ってよ。」と横に並ぶと、朧の背の方がわたしより少し高いことに気がついた。
もともと背の小さいわたしだが、小学生の朧に背を抜かされたことに若干ひきつる。
「朧、背ぇ伸びたんだね。小学生に負けちゃったよー。」
久々に昔に戻ったつもりで頭をグシャグシャに撫でていると、顔を真っ赤にした朧は、わたしの手をはらった。
「やめろよ。」
「それにもう小学生じゃないし…。」
とぶつぶつ言っている。
確かに小学校を卒業し、来春、中学にあがる朧は、小学生…ではないのだろう。
…でも、わたしから見たら、小学生だろうが中学生だろうが似たようなもんなのだよ。ほほほ。
とさらにじゃれていると、朧の耳の後ろ当たりに赤い痣のようなものが見えた。
「…朧、耳のとこどうしたの?」と良く見ようと近づくと…、
「なっ。…なんでもない…」と朧は耳を押さえて距離をとった。