お館様の番選び
「ここ…、ここがあかりの部屋だよ。」

と案内された部屋は、家から運んだお気に入りの家具たちがいい感じに配置されていて落ち着く。

それ以外の荷物はまだ段ボールに入ったままだった。

朧はわたしにあてがわれた部屋を過ぎて廊下の突き当たりにあるドアを差して、

「僕の部屋ここだから…。」と部屋の中に消えるところを捕まえた。

「うわっ!なんだよ。」

「ねえ?朧、部屋変わったの?こっちの方が前の部屋よりも広いねー。中、見せてよー。うわっ、小学生らしくないなー。」

「…だから小学生って…」

朧は嫌そうだったけど、明日から朧の身の回りの世話をするのがわたしの仕事だし、朧の部屋の片付けもわたしがすることになるのだからと強引にお邪魔をしたのだった。
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