お館様の番選び
……誰か…泣いている…………?

「うっ……ひっく……なん……なんで…こっんな……ごめっごめんなさい……おぼ…ろ…うぅ……。」

んっ……この声…はっ?!ガバッ!

「あかりっ!気が付いたのっ!……うわっ!ごめんっ!…って、痛っーー!」

外はまだ薄暗い、明け方近くに目が覚めた。

いつの間にか気を失なっていたらしい。

あかりが泣く声が聞こえて、勢い良く起きたが、あかりは変わらずあられもない姿で、急いで身体ごと反対を向いたが、あまりの痛みに再び倒れこんでしまった。

「おっ、朧……ああっ、なんで、こんなこと…」

「わたし……なの?わたしの……せい?」

「わか……らない……の…。」

あかりが混乱しているのが目を瞑っていても分かる。

大丈夫だよ。あかり…。だが、あまりの痛みに声が出せない。

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