お館様の番選び
「さっ。取りかかりますか?」
今日は奉納物保管所を貸し切りにしてもらっているので、朧と二人ゆっくり番を探す予定だったが、時間も押しているし、奉納物の数も多いため、のんびりしてはいられない。
「あかり。手、見せて……。」
朧はわたしの手を取ると凛ちゃんに引っ掻かれて血がにじんだ所をペロリと舐めた。
舌を出したままの朧の琥珀色の目が合う。
ゾクっ。焦って手を引っ込めると、
「んー?一応、消毒。」
そういって、棚の間を歩いていく。
「ちょっと…待って…」
ふと手を見ると、傷が無くなっていて驚いた。いつの間にこんなことも出来るようになったんだろ…。
…朧に手を舐められた時、一瞬浮かんだ…記憶があったような気がするけど、もう分からなくなっていた。
今日は奉納物保管所を貸し切りにしてもらっているので、朧と二人ゆっくり番を探す予定だったが、時間も押しているし、奉納物の数も多いため、のんびりしてはいられない。
「あかり。手、見せて……。」
朧はわたしの手を取ると凛ちゃんに引っ掻かれて血がにじんだ所をペロリと舐めた。
舌を出したままの朧の琥珀色の目が合う。
ゾクっ。焦って手を引っ込めると、
「んー?一応、消毒。」
そういって、棚の間を歩いていく。
「ちょっと…待って…」
ふと手を見ると、傷が無くなっていて驚いた。いつの間にこんなことも出来るようになったんだろ…。
…朧に手を舐められた時、一瞬浮かんだ…記憶があったような気がするけど、もう分からなくなっていた。