甘やかし婚 ~失恋当日、極上御曹司に求愛されました~
「お前は俺だけのものだからな」
言い切ると同時に熱い口づけが落とされる。
深く長いキスの最後に下唇を軽く甘噛みされて、頬に熱がこもる。
「――保のところに行かせたくない」
郁さんは私を広い胸の中に抱き込み、拗ねたような口調でつぶやく。
「魅力的な服装の沙也を俺以外の男に見せたくないが……仕方ないな」
魅惑的な視線を向けられ、鼓動がひとつ大きな音をたてる。
あらかじめ彼が風間さんに連絡を入れていたのか、店に到着するとすぐに例の個室に通された。
今日も店内は大勢の来店客で賑わっている。
これまた郁さんは店内の女性たちの視線を釘付けにしていたが、歯牙にもかけず私と指を絡めて個室まで足早に向かう。
「保に食事をしたいと伝えているから、好きなものを注文して」
個室に入り、以前とは違って二人がけソファに並んで座った彼が私にメニューを渡す。
「保の店の料理ばかりで申し訳ないが」
「いいえ、風間さんのお料理はとても美味しくて嬉しいわ」
「ありがとう、沙也ちゃん……相変わらず郁は失礼だな」
ノックの音とともにドアが開き、朗らかな声が室内に響く。
「服装のせいかな? いつもと雰囲気が違って素敵だね、よく似合ってる」
「こんばんは、風間さん。あの、ありがとうございます」
「俺の妻だぞ、当たり前だろ」
「なんで郁が偉そうなんだよ」
ふたりが私のすぐ傍で気安い会話を繰り広げる。
「風間さん、昨日は美味しい食事をありがとうございました」
「どういたしまして。それよりおめでとう。郁から聞いたけど入籍したんだよね」
「……はい」
さらりと何気なく尋ねられ、驚いたがきちんと肯定する。
言い切ると同時に熱い口づけが落とされる。
深く長いキスの最後に下唇を軽く甘噛みされて、頬に熱がこもる。
「――保のところに行かせたくない」
郁さんは私を広い胸の中に抱き込み、拗ねたような口調でつぶやく。
「魅力的な服装の沙也を俺以外の男に見せたくないが……仕方ないな」
魅惑的な視線を向けられ、鼓動がひとつ大きな音をたてる。
あらかじめ彼が風間さんに連絡を入れていたのか、店に到着するとすぐに例の個室に通された。
今日も店内は大勢の来店客で賑わっている。
これまた郁さんは店内の女性たちの視線を釘付けにしていたが、歯牙にもかけず私と指を絡めて個室まで足早に向かう。
「保に食事をしたいと伝えているから、好きなものを注文して」
個室に入り、以前とは違って二人がけソファに並んで座った彼が私にメニューを渡す。
「保の店の料理ばかりで申し訳ないが」
「いいえ、風間さんのお料理はとても美味しくて嬉しいわ」
「ありがとう、沙也ちゃん……相変わらず郁は失礼だな」
ノックの音とともにドアが開き、朗らかな声が室内に響く。
「服装のせいかな? いつもと雰囲気が違って素敵だね、よく似合ってる」
「こんばんは、風間さん。あの、ありがとうございます」
「俺の妻だぞ、当たり前だろ」
「なんで郁が偉そうなんだよ」
ふたりが私のすぐ傍で気安い会話を繰り広げる。
「風間さん、昨日は美味しい食事をありがとうございました」
「どういたしまして。それよりおめでとう。郁から聞いたけど入籍したんだよね」
「……はい」
さらりと何気なく尋ねられ、驚いたがきちんと肯定する。