甘やかし婚 ~失恋当日、極上御曹司に求愛されました~
「響谷副社長は六階の応接室にいらっしゃるわ。沙也を心配されていて、上司命令で親友の私が呼びに来たの……ねえ、響谷副社長に無理強いされたりしていないわよね?」
「ちょっと、待って。心配ってなに?」
意味がわからず困惑する私に、塔子は淡々と告げる。
「……私は応接室に呼ばれて少し言葉を交わしただけだったけど、実物の響谷副社長って威圧感がすごいわね。うちの役員たちは完璧に圧倒されているわ。副社長は昨日具合の悪そうな沙也をひとり帰らせたのを気にして来社したそうよ」
「体調なんてどこも悪くない……ちょっと待って、なんで私と昨日会っていたなんて話すの?」
「本当の目的は沙也だって言ったでしょ? 恐らく沙也と副社長は私的に会うような特別な関係だとうちの上層部にアピールするのが狙いよ。ネットニュースの裏付けも兼ねてね」
「まさか、そんな」
電話では来社するなんてひと言も言っていなかったのに。
「ただの取引先の女性社員のために、滅多に会えない超多忙な響谷副社長がなぜ来社したのか、ふたりはどれほどの関係なのかと上層部たちは疑問だらけよ。かといって私的な話を聞き出せず事態が微妙に膠着してるの」
……頭が痛い。
「ちょっと、待って。心配ってなに?」
意味がわからず困惑する私に、塔子は淡々と告げる。
「……私は応接室に呼ばれて少し言葉を交わしただけだったけど、実物の響谷副社長って威圧感がすごいわね。うちの役員たちは完璧に圧倒されているわ。副社長は昨日具合の悪そうな沙也をひとり帰らせたのを気にして来社したそうよ」
「体調なんてどこも悪くない……ちょっと待って、なんで私と昨日会っていたなんて話すの?」
「本当の目的は沙也だって言ったでしょ? 恐らく沙也と副社長は私的に会うような特別な関係だとうちの上層部にアピールするのが狙いよ。ネットニュースの裏付けも兼ねてね」
「まさか、そんな」
電話では来社するなんてひと言も言っていなかったのに。
「ただの取引先の女性社員のために、滅多に会えない超多忙な響谷副社長がなぜ来社したのか、ふたりはどれほどの関係なのかと上層部たちは疑問だらけよ。かといって私的な話を聞き出せず事態が微妙に膠着してるの」
……頭が痛い。