LOVEHATE~御曹司社長と黒い子作り婚~

「前に、奥村さんが言ってた言葉を思い出しました。
綾知さんが、自分の父親を模倣しているみたいだ、と。
最初、私は綾知さんは父親のように秘書に手を出しているという意味だと思いましたけど。

でも、奥村さんは、私の母親が綾知さんのお父さんとは、本当は何もない事を知っていたから。
あれは、もっと違う意味」



"ーー眞山は、自分の父親を模倣しているみたいですよねーー"


「はい。うっかり口を滑らせてしまいました。
眞山さんのお父さんは、それはカムフラージュでしたけど、そうやって千花さんのお母さんを側に置いたように。
眞山さんも、私をそうやって側に置いて。
眞山さんとは友人ですけど、この十数年、私を見守ってくれているんだな、と思ってます。
きっと、彼の代わりに」


奥村さんのいう、彼は、二葉さんで。


その度に、奥村さんはどこか寂しそう。

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