LOVEHATE~御曹司社長と黒い子作り婚~
今日、眞山家に戻ると、
まだ綾知さんは帰って来ていなくて。
お義父さんは自分の部屋に居るのか、
キッチンには、お義母さん一人だけが居た。
「お義母さん。
綾知さん、昔おたふく風邪になったんですよね?
その時期って、具体的に分かります?」
お義母さんは綾知さんが不妊なのを知っていると、綾知さんは言っていた。
だから、お義母さんに訊いてみようと思った。
いつおたふく風邪にかかったのか、具体的に聞いて、私が原因なのかどうかをハッキリとさせる。
「あなたのせいでしょ!
辻山さんも辻山さんで、なんでそんな子供を連れて来たのか!」
そのお義母さんの言葉は直接的で。
ハッキリと、知りたい事が知れた。
その後、お義母さんから色々聞いた。
綾知さんにどんな症状が出て、そうなったのか?
その検査は、いつ、何回したのか?
「俺、その時、40℃くらい熱出て、流石に一人で病院行けなくて。
母さんに連れてって貰ったんだけど。
確かに、その時、医者に心当たりを訊かれて、ポロっと話した」
お義母さんが私を嫌っていた理由は、それが原因だった。
私が綾知さんを、不妊にさせたから。
お義父さんと、うちの母親との関係を、お義母さんがどう思っているのかは知らないけど。
「お義母さんに聞いたけど、
その少し後、一回検査しただけで、そこから何もしてないんでしょ?」
「そうだけど」
「もう二十年近く経っているから、今検査したら、分からないじゃない?」
「俺は、そうやって望みの薄い希望は持たないタイプだから」
「私、ちょっと調べたけど。
出した中に確認出来なくても。
その…あれを切って、直接そこから精子を取り出す事も出来るって」
「いや…、けっこう怖い事、簡単に言ってくれるけど」
そう、苦笑している。