月の光
「ありがとう」
と言うと 、
「ファンクラブにも入ったんですけど、握手会もLIVEも一回も当たらなくて…」
とシュンと効果音が付きそうなくらい寂しそうな顔をするから、
「今度招待するね」と返した。

「ほんとですか!ありがとうございますっ!」

「ヒョンにも紹介したいな」

「私もご挨拶したいです」

「…」
言うなら今しかないっ!
「僕は雪さんのこと彼女として紹介したいです!」

「へっ?」

「好きです!あの時からずっと。一目惚れでした。あの時は、理由があってちゃんと伝えられなかったけど、ずっとずっと好きでした。付き合ってください!」

「//////」
彼女は顔を真っ赤にして口をぱくぱくさせていた。

からかいたくなるくらい可愛かったけれど、きっと僕も今彼女と同じくらい赤いから言えないや。

「わっ私もジョングクさんの彼女になりたいでしゅっ」
よっぽど緊張していたのか、噛んでしまったみたいでまたボッと赤くなっていた。

「よろしくお願いします」

彼女と無事に付き合えたことを、コーチには翌日に電話で伝えると
「やっとか~。長かったな!」と言われた。
マネージャーさんには、仕事帰りに報告すると「おめでとうございます」と言ってくれた。もっと何か言われると思っていたから、少しびっくりした。
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